ロナルド・クーマン監督【写真:Getty Images】
サウサンプトンのロナルド・クーマン監督は、肺がんを患っているヨハン・クライフ氏の回復を信じて疑わない。25日付け『マルカ』が報じた。
クーマン監督は当時、同郷のクライフ氏の指揮の下「ドリームチーム」と謳われたバルセロナで6シーズンを過ごした“師弟”の間柄。
それだけに、病気の一報には「非常に悲しい。監督と選手という関係だけでなく、我々は家族でクリスマスを一緒に過ごすくらいの友人でもあるんだ」と恩師であり祖国オランダの英雄の病に心を痛めているとした。
しかし、クーマン監督はクライフ氏について選手としても監督としても生まれついての勝者だとし、「彼は確実にこの病との戦いに打ち勝つだろう」とエールを送った。
現役時代には「トータル・フットボール」の体現者として現代サッカーに大きな影響を与えたクライフ氏は1991年に心筋梗塞により心臓バイパス手術を受け一命を取り留めた。その強靭な精神と肉体で肺がんにも打ち勝つため、闘病を続けている。
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