チームの軸として機能し続けたベンダーとカストロ
「マニ(ベンダー)にはマニの良さがありましたし、しっかり展開も出来ていたので、意識して、ゴンソ(カストロ)もやっぱり技術のある選手ですし、やはりまた違った良さを出してくれるので、そういう代わって入った選手も結果を残していますし、いいことだと思います」
48分に、セットプレーからボバディージャに1点を返されたが、ドルトムントを脅かすには至らない。ツォルクSDは「後半のスタートで我々は十分なテンションで始めることができなかった」と振り返ったが、アウクスブルクも反撃の「テンション」を保つことはできなかった。
85分、香川が叩いて、ラモスの左からの折り返しに、オーバメヤンがファーで飛び込む。4-1。
90分、ペナルティエリア内で、香川が4人を引きつけて、オーバメヤンにパス。オーバメヤンのシュートは、一旦はクラヴァンにブロックされるが、再び押し込む。5-1。
ベンダーとカストロは、76分にお役御免となったが、開始30秒のチャンスから交代まで、チームの軸として機能し続けた。両者が主軸と遜色のない働きを見せたからこそ、BVBはいつものように、香川はアシストを重ね、ロイスとオーバメヤンはゴールを決めることができたのだ。
ドルトムントがチームとしてさらに成熟していく姿を見せた、アウクスブルク戦だった。
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