今季初先発の日本代表の同僚・長友に続けるか
相手のサッスオーロだが、エースのドメニコ・ベラルディが序盤戦で故障していたにもかかわらず現在5位タイと好調。親会社の国際的建材メーカー「マペイ」がかつて自転車競技のために作らせたスポーツ医科学ラボの完全バックアップのもと、最適にコンディショニングされた選手たちは猛烈な運動量で攻撃サッカーを展開する。
かたやミランだが、「この序盤で選手の総走行距離は全チームで最低」と地元紙で報じられていた。それに対してミハイロビッチ監督は「重要なのは距離の長さではなく、どう走っていたかだ」と反論していたが、こと最近の試合でハードワークの欠如は目につくところだ。この試合で走り負けるようなら、監督解任の声は大きくなりそうである。
結果が出ずに叩かれている本田だが、出場した場合はまずこの部分で貢献し、評価を覆して欲しいものである。24日夜のパレルモvsインテル戦では、8月末以来先発はおろかリーグ戦出場から遠ざかっていた長友が、先発出場から実に良いプレーを展開していた。
本田は殊勝なことを口にするタイプではないだろうが、腐らずプロとしてコンディションを保っていた日本代表の仲間に続いて欲しいものである。
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