永木亮太【写真:Getty Images】
明治安田生命J1リーグ2ndステージ第15節が24日に行われ、湘南ベルマーレは鹿島アントラーズを2-1で下した。
前節のFC東京戦に勝利しJ1残留を決めた湘南。来季もこの舞台で戦える。そうした安心感からチームにゆるい空気が流れても不思議ではなかったが、この日までの1週間、チームは集中を切らすことはなかった。キャプテンの永木亮太は言う。
「残留を決めたからといって気を抜く選手はいなかったですし、いつものようなテンションで練習に臨んできました。個人、個人切らさないようにという気持ちもあったと思うので、こういう試合になった」
緊張感を呼び起こすために特別なことをしたわけではない。あくまでいつも通りの気持ちで、目の前の試合に勝つことを目指した。 全力を出し尽くす姿勢は、この日も貫かれた。
相手が鹿島だったこともプラスに作用したかもしれない。1stステージの鹿島戦で湘南は勝利しているが、内容的には押し込まれる展開だった。
この日は湘南が相手を飲み込み、一気にゴールを奪った。「1stステージの時より自分たちが成長できたという手応えはある」と永木。強豪と呼ばれる相手にも自分たちの実力を発揮することができた点は、チームにとって大きな財産となるだろう。
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