後任候補に挙がっているドナドーニ氏【写真:Getty Images】
ミランを率いるシニシャ・ミハイロビッチ監督が、25日のサッスオーロ戦と28日のキエーヴォ戦の結果次第で解任される可能性があり、その後任候補として元パルマのロベルト・ドナドーニ氏の名前が挙がっている。このことについて同氏がコメントした。23日にイタリア『フットボールイタリア』が報じている。
ドナドーニ氏は昨季までパルマを率いていたが、同クラブの破産とともに退任し現在はフリーの身となっている。選手時代にはミランで活躍し、監督となってからはジェノアやナポリ、イタリア代表を率いた経験を持っている。
ミランの後任候補に挙がっていることについてドナドーニ氏は「チャンスがあるかどうか、私は物事の動向を伺っているよ。ミランには愛着を感じている。遠くない過去にも接触があったが、クラブは別の判断を下したね」
また、一方で「私はミハイロビッチのことをよく知っている。彼により多くの時間が与えられることを願っている。ミランはよく監督の交代を行っているが、交代したからには忍耐も必要だ」と語り、時には粘り強く辛抱する必要もあると言及した。ただし、現在ミランは現在3勝1分4敗の13位につけている。
2006年ワールドカップでイタリア代表を優勝させたマルチェロ・リッピ氏の後任として同代表を率いたが、EURO2008敗退を受けて2008年6月に解任された。2009年にはナポリの監督に就任したが、成績不振により同年10月に解任されている。
その後、カリアリを経て昨季までパルマを率いていた。ミランの監督就任には興味を示しているようだが「去年のように苦しむようなことはしたくない」とも答えており、慎重に状況を見定めていく構えのようだ。
また、ローマやゼニトを率いた経験を持ちイタリア国内屈指の戦術家と評価の高いルチアーノ・スパレッティ氏の名前も挙げられている。
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