バルセロナのリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
脱税疑惑に揺れるバルセロナのリオネル・メッシに、プレミアリーグのメガクラブが獲得に興味を示していると23日に英紙『エクスプレス』が報じている。
同紙によると、マンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッド、それにチェルシーがメッシの代理人に接触しており、動向を探っているようだ。バルセロナとは2018年まで契約を残している。
また、移籍金は数百億円はかかると見られている。これまでの移籍金最高額はクリスティアーノ・ロナウドがユナイテッドからレアル・マドリーに移籍した際の6580万ポンド(約121億7300万円)であり、移籍が実現すれば最高額を塗り替える“記録級”のビッグディールとなる。
バルサの下部組織出身のメッシは2004年にトップチームに昇格すると、ゴールを量産。これまで公式戦492試合に出場して418得点を決め、リーグ優勝やチャンピオンズリーグ(CL)優勝など数多くのタイトル獲得に貢献している。
2009年から2012年まで4季連続でFIFAバロンドールを受賞するなど、輝かしい功績を残した世界最高の選手のひとりである。
メッシには、父親であるホルヘ・メッシ氏とともに肖像権収入に関しておよそ400万ユーロ(約5億4000万円)以上の所得を隠していたとして、脱税の疑惑がかけられている。
チェルシーには今年1月にもメッシ獲得の噂が流れていた。しかし、その移籍金の高さから獲得を断念せざるを得なかった。
メッシ獲得には天文学的な移籍金が必要となることは確実だ。プレミア屈指の資金力を誇る3クラブといえども、獲得するのは簡単ではないはずだが…。
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