1.ディミトリ・パイェ(ウェスト・ハム)
ディミトリ・パイェ【写真:Getty Images】
このフランス代表は、まるで何年もチームの“王様”として君臨してきたかのようだ。しかし、彼がロンドンにやってきたのはほんの数ヶ月ほど前のことである。
ディミトリ・パイェは巧みなテクニックに圧倒的なスピード、優れたゴール感覚で好調ウェスト・ハムを牽引する活躍を見せている。初のプレミア挑戦ながらここまで9試合で5得点3アシストという記録には文句のつけようもない。
今季ウェスト・ハムは、アウェイでは4勝1分無敗(うち3勝はアーセナル、リバプール、マンチェスター・シティ)と無類の強さを発揮する一方、ホームでは1勝1分2敗と苦戦している。
今節、そんな“鬼門”ホームに徐々に復調の兆しを見せるチェルシーを迎える。衰えが隠せないチェルシーDFにとって、パイェは最も苦手とするタイプの選手だ。ハマーズ(ウェスト・ハムの愛称)の新たな“王様”は、ブーリン・グラウンドでの2勝目をもたらすキーマンとなる。
【次ページ】セリエA