レアル・マドリーのウェールズ代表FWガレス・ベイル【写真:Getty Images】
負傷により再び離脱中のレアル・マドリーのウェールズ代表FWガレス・ベイルだが、21日付のスペイン紙『アス』は、彼がピッチにいない方がチームは負けないという皮肉なデータを公開している。
同紙によると、ベイルが2013/14シーズンにマドリーにやってきてから29試合に欠場しており、その半分以上が負傷による欠場である。ベイルが出場していない29試合で勝利は25試合、引き分けが3試合で敗戦は全体のたった3.45%である1試合のみとなっている。
出場した合計70試合では敗戦は全体の15.3%であり、確率だけではベイルがピッチ内にいるほうが負けているデータとなってしまった。
しかし、ベイルはコパ・デ・レイ、チャンピオンズリーグ(CL)、クラブW杯の各大会の決勝という大事な場面でゴールを決める活躍をしており、チームに不可欠な選手であることは間違いない。
現地時間21日に行われたCLパリ・サンジェルマン(PSG)戦でもベイルが欠場し、スコアレスドローとなってしまったため、その数値はさらに上がってしまった。だが、カリム・ベンゼマも欠場した一戦でクリスティアーノ・ロナウドと前線を形成したヘセ・ロドリゲスとルーカス・バスケスはPSGゴールを脅かすことはできなかった。
確率では分が悪いかも知れないが、母国ウェールズを初のEURO本大会進出に導きなど大一番で結果を残しているベイル。負傷から復帰し、この不名誉なデータを覆したいところだ。
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