負傷から復帰したバルセロナのベルギー代表DFトーマス・ヴェルメーレン【写真:Getty Images】
バルセロナのルイス・エンリケ監督は今季初めて守備陣に離脱者が無い状態のチームを指揮する事になる。20日付け『マルカ』が報じた。
同紙によると、ベルギー代表DFトーマス・ヴェルメーレンが戦線に復帰したことにより、今季初めて守備陣に離脱者がゼロとなり、L・エンリケ監督はDFの駒を全て揃え万全の状態で戦う事が出来る事となった。
今季は、DFジェラール・ピケがアスレティック・ビルバオとのスーペルコパで審判を侮辱した事による退場で4試合の出場停止からDF陣の離脱が始まっている。
ジョルディ・アルバ、ダニエウ・アウベス、ジェレミー・マテュー、アドリアーノ、ドウグラスに続いてヴェルメーレンと守備陣のほぼ全員が負傷離脱を経験しており、DFというポジションはプレシーズンより常にL・エンリケ監督の頭を悩ませてきた。
今季は公式戦14試合で22失点を許している。リーガエスパニョーラでは第8節次点で11失点となっており、昨季最少失点(22失点)を築いた守備は崩壊している。昨季は第8節まで完封試合が続いており、11失点目に到達したのは第22節である。
L・エンリケ監督にとっては守備陣が全員揃ったことは朗報である一方、攻撃陣にはいまだ故障者は多い。リオネル・メッシとアンドレス・イニエスタは復帰できておらず、チャンピオンズリーグ(CL)BATEボリソフ戦ではセルジ・ロベルトまで負傷してしまった。
守備陣の復帰は心強いが、けがとの戦いはまだ続きそうだ。
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