今季のCLでプレーするイングランド人選手【写真:Getty Images】
今季のチャンピオンズリーグ(CL)で、プレミアリーグ勢の不振が目立っている。
第2節時点でチェルシー、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッドはいずれも1勝1敗で、アーセナルに至っては2連敗スタートとなっている。
しかし、CLを戦うプレミア勢にはもうひとつの“危機”が訪れているようだ。それは、「CLでプレーするイングランド人選手の人数」である。
大手データサイト『opta』の調査によれば、今季のCLでプレーしているイングランド人選手はわずか12人。内訳は以下のようになっている。
▽チェルシー(2人)
ギャリー・ケーヒル
ルベン・ロフタス=チーク
▽マンチェスター・シティ(2人)
ジョー・ハート
ラヒーム・スターリング
▽アーセナル(3人)
アレックス・チェンバレン
セオ・ウォルコット
キーラン・ギブス
▽マンチェスター・ユナイテッド(5人)
クリス・スモーリング
ルーク・ショー
アシュリー・ヤング
ウェイン・ルーニー
フィル・ジョーンズ
意外なことに、今季はチェルシーの主将ジョン・テリーやユナイテッドのマイケル・キャリックはまだCLでプレーしていない。
また、シティではファビアン・デルフ、アーセナルではカラム・チェンバースらがまだプレーしていないため、この数字は徐々に増えていくことは間違いない。
しかし、国別でみると今季のCLでプレーするイングランド人は現状で16番目の少なさだ。「プレミア勢の低迷=イングランド人選手の減少」とは言えないが、世界最高峰の大会で自国出身選手が減ってきているのは事実だ。
セルヒオ・アグエロやアレクシス・サンチェスなどの大物外国人選手の活躍に大きな注目が集まるプレミアリーグだが、CLでの結果とともにイングランド人選手の減少という“危機”にも向き合っていく必要があるかもしれない。
【了】