PSGのアルゼンチン代表FWエセキエル・ラベッシ【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWエセキエル・ラベッシは、バルセロナとの契約を約束したと伊紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
同紙によると、現在30歳のラベッシは2016年6月30日でPSGとの契約が終了するため、来季の2016/17シーズンから“ゼロ円移籍”でバルセロナと3シーズンの契約を交わし、400万ユーロ(約5億4000万円)の年俸を受け取ると報じている。
ラベッシは2012/2013シーズンにセリエのAナポリからPSGに移籍。昨季まで87試合に出場し20ゴールを決めている。
しかし、今季はズラタン・イブラヒモビッチとエディンソン・カバーニの“二大巨頭”に加え、ルーカス・モウラやアンヘル・ディ・マリアらにポジションを奪われ、途中出場や途中交代が増えている。
今季のリーグ戦ではここまで全10試合中9試合に出場しているが、20分以上プレーしたのは2試合のみで、そのいずれも先発しながらの途中交代となっていた。
バルセロナはフェイエノールトの元オランダ代表FWディルク・カイトやチェルシーのコロンビア代表FWラダメル・ファルカオ、オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシら前線の選手の補強を目論んでいる。
現在はリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールの“MSN”トリオに代わるFWがおらず、控えの層が薄くなっている。今季下部組織から昇格したサンドロ・ラミレスとムニル・エル・ハッダディの活躍は十分とはいえず、ルイス・エンリケは経験豊富なアタッカーを目指しているのかもしれない。
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