現役引退を発表した元フランス代表FWジブリル・シセ【写真:Getty Images】
元フランス代表のFWジブリル・シセが、現役引退を発表した。仏局『カナル+』のTVインタビューで明言している。
シセはフランスでキャリアをスタートすると、2004年にはリバプールに加入。度重なる怪我に悩まされ十分な活躍ができないまま2006年にマルセイユにレンタル移籍し、その翌年には完全移籍した。
フランス代表としては2010年ワールドカップで出場した経験を持っている。2014年からリーグ1のバスチアでプレーしていたが、2015年に退団したあとレユニオン1部のサン・ピエロワーズで数試合出場していた。
シセは今月に入ってフランス代表MFマテュー・ヴァルビュエナの恐喝事件に関与した疑いで身柄を拘束され、後日告訴されずに釈放されている。
同インタビューで、「自分の体に耳を傾ける時がきた。もう終わったんだ。高いレベルで練習ができなくなってしまった」と語っている。また、来年1月には股関節置換の手術を控えていることを明かし、引退の理由は身体的なことであると明かしている。
これまでも多くの“お騒がせ”を起こしてきたシセだったが、34歳にしてスパイクを脱ぐ決断を下したようだ。
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