「オカザキとヨシ・ムトウは似ている」
10月のオマーン(シリア)・イラン(テヘラン)の日本代表2連戦が終わり、選手たちは所属クラブでのプレーに戻っている。
イラン戦で貴重な同点弾を叩き出した武藤嘉紀(マインツ)は16日夜、香川真司のいるボルシア・ドルトムントと対戦。マインツはいい立ち上がりを見せながら決めきれず、逆にミスからロイスとムヒタリアンに2点を奪われ、0-2で敗戦。マインツは9試合終了時点で4勝5敗の勝ち点12で12位と序盤の勢いを失いつつある。
武藤自身も開始早々の6分に左サイドバック・ベルグソンの折り返しに絶妙のタイミングで飛び込んだ決定機をモノにできず、後半14分にもマリからのスルーパスに反応しながらGKビュルキとの1対1を外してしまった。
「FWとしてああいうところはしっかり決め切れるようにしていかないといけない」と本人も反省しきりだった。現時点でまだ2得点という数字にも納得しきれていないようだ。
つねに高いものを貪欲に求める武藤をチームメートは前向きに評価している。昨季は1トップ・岡崎慎司(レスター)の背後で2列目の一員としてプレーし、今季は武藤と2トップ寄りの関係を形成している同じ92年生まれのマリは「オカザキとヨシ・ムトウは似ている」と話を切り出した。
「2人はチームのために沢山の貢献をしてくれて、戦ってくれている。そういう部分はとてもよく似ている。ヨシは岡崎同様にゴールを取れる選手。チームにとって重要だよ。僕自身もヨシと一緒にプレーすることで前進できている。今季の自分のパフォーマンスには満足しているし、今は次のステップに進むことが目標だ」