バルセロナが狙うポール・ポグバ【写真:Getty Images】
ユベントスのフランス代表MFポール・ポグバ獲得を狙っているバルセロナだが、同選手獲得は不可能と言わざるを得ないかも知れない。18日付け『マルカ』が報じた。
スペインプロリーグ機構により人件費を4億2100万ユーロ(約575億円)に設定されたバルセロナ。しかしながら、昨季のDFジョルディ・アルバ、DFダニエウ・アウベス、MFセルヒオ・ブスケツ、FWペドロ・ロドリゲスの契約更新、MFシャビ・エルナンデスへの功労金や、3冠によるボーナスで人件費は約1億ユーロ(約136億円)、前年比で31%まで跳ね上がっている。
そのため、バルセロナはポグバの移籍金と給与を捻出することは実質的に不可能な状況だ。同選手の獲得には8000万ユーロ(約108億円)から1億ユーロ(約136億円)の移籍金が必要とみられ、また給与は2000万ユーロ(約27億円)と予想されている。
しかし、バルセロナが選手獲得のために充てられる資金3300万ユーロ(約45億円)とみられており、ポグバ以外にも契約延長によって給与の増額が確実視されるFWネイマールの存在もある。さらに、今季のタイトル獲得の際のボーナスを計算に入れると、ポグバの移籍実現は不可能と言えるだろう。
FIFAによる制裁で選手補強を禁じられているバルセロナだが、”フトコロ”事情も苦しいようだ。
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