香川が担う新たな守備での役割
ドルトムントの守備スタイルは全員のハードワークがベースになっているが、香川のチェックは特に目を引くものがあった。1トップのオバメヤンが高いポジションをキープし、両サイドのロイスとムヒタリャンは必要に応じてSBの手前までプレスバックする。
そうした個々の役割をしっかりこなす中でも、香川が重要な役割を担っており、その働きをしっかりこなした1つの成果が終盤の2点目につながったのだ。
ポジション的には攻撃を機能させる役割に加えてゴールやアシストが常に求められ、決定的なシーンで外してしまえば採点が下がるのは1つの正当な評価だ。
一方でハードワークやディフェンスを90分に渡りしっかりこなすことを強く求められ、それを高いアベレージでこなしているからこそ、タイトル争いがノルマのチームで主力を張っていることも忘れるべきではないだろう。
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