クリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
いまではレアル・マドリーで怪物級の活躍を見せるまでに成長したクリスティアーノ・ロナウドだが、その才能の大きさは子どものころから別格だったようだ。スペイン紙『アス』がポルトガル時代、同選手獲得のために支払われた最初の“移籍金”について報じている。
マデイラ島で生まれたC・ロナウドは8歳の時、アンドリーニャというクラブでプレーするようになった。その2年後、名門ナシオナルへ移籍することになる。
10歳で初めての移籍を経験したロナウド少年だが、その取引では20個のサッカーボールとチーム全員のユニフォーム2セットがナシオナルからアンドリーニャに贈られたという。プロにもなっていない1人の少年がチームを移るだけでこれだけの大きな取引にしてしまうことから、この時すでに将来大爆発するはずの才能の一端を見せていたことがわかる。
ナシオナルには1995年に加入し、その後1997年にスポルティングCPへ移籍した。この時C・ロナウドは12歳、支払われた移籍金は破格の2万2500ユーロ(約300万円)だったと『アス』紙は伝えている。
その後、マンチェスター・ユナイテッドへ移籍する際は1160万ユーロ(約15億7000万円)、さらにレアル・マドリー加入時は9400万ユーロ(約127億円)もの移籍金が支払われたとされるC・ロナウド。少年時代から価値を高め続けてきたという事実は、スーパースターを象徴するエピソードとして語り継がれるだろう。
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