汚職事件を起こしているFIFA【写真:Getty Images】
FIFAの幹部が汚職事件に関わっていた問題で、アディダス社の会長を務めていたロバート・ルイス・ドレイファス氏も関与していた疑いが浮上したと、16日に独局『シュピーゲル・オンライン』が報じている。
同局によると、2006年にドイツでワールドカップを開催するために、ドイツの招致委員会がFIFAの選考委員会を買収した疑いがあるようだ。当時アディダス社の会長を務めていたドレイファス氏もこれに関与し、投票を買うために670万ユーロ(約9億円)が使われたとしている。
先日、FIFAの倫理委員会はゼップ・ブラッター会長とミシェル・プラティニ副会長、ジェローム・ヴァルケ事務局長に90日間の資格停止処分、そしてチョン・モンジュン元副会長に6年間の活動禁止処分と10万スイスフラン(約1240万円)の罰金を科すことが発表されていた。様々な場所で調査が続けられており、FIFA以外の人物にも汚職事件の調査が及んでいるようだ。
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