ベトナム代表の三浦俊也監督(写真:『ベトナムフットボールダイジェスト』より)
10月13日に行われたロシアワールドカップ・アジア2次予選の試合で、宿敵タイにホームで0-3の完敗を喫したベトナム代表の三浦俊也監督の立場が危ういものとなっている。
翌日には、Facebookで三浦監督を名乗る偽アカウントが辞職を表明する内容のコメントを投稿。これを本物と思い込んだ一部の現地メディアが一斉に報道して騒ぎになった。
しかし、三浦監督がFacobookを使用していない。地元記者が三浦監督に直接連絡を取って事実を確認したところ、三浦監督は「Facebookは使ったことがありません。おそらく偽アカウントでしょう」とコメントし、辞職報道はすぐに誤報であると発覚した。
三浦監督の名を語る偽アカウントは、「みなさん、申し訳ありません。私は非常に心を痛めています。タイは強いチームでした。この試合で私たちは彼らより劣っていました。私たちが負けたにもかかわらず、ファンは背中を向けることはありませんでした。私はもう、みなさんのチームを率いることが出来ないかもしれませんが、とても楽しかったです。ありがとう。さようなら」との内容を英語で投稿していた。
なお、ベトナムサッカー連盟(VFF)のレ・ホアイ・アイン書記長は、「三浦監督の就任以前、ベトナム代表は失敗続きだったが、三浦監督が就任してからは国際大会で好成績を残している」と述べ、信頼を強調している。
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