ホスト国としてのハンデとプレッシャーを抱えるフランス代表
そんな明るいムードのフランス代表ではあるが、予選という一戦一戦が緊張感をともなう試合の中でチームを作り上げてきた他国と違い、相手チームの真剣度も低くトライアル感覚の拭えない親善試合でチーム作りをしているホスト国特有のハンデはやはりある。
ここ数試合での好調もまだ強固なものでは決してなく、1、2試合の敗戦で揺らいでしまうような脆いものだ。なにより、本戦ではホームで戦うというポジティブ、ネガティブ両面でのプレッシャーもある。
数週間前、バスケットボールの欧州選手権でも優勝候補と言われていたフランス代表はホーム試合のプレッシャーに屈して準決勝で敗退してしまった。
この後、本戦直前合宿中のテストマッチ前には4試合しか実戦のチャンスはない。ひとまず11月に予定されているW杯王者ドイツ、今予選全勝のイングランドとの強豪対決が、仕上がり具合を試す貴重な試験場だ。
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