6.予選を通じて生まれた記録
150試合出場を達成したイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォン【写真:Getty Images】
ひとつの大会や長丁場の予選を戦えば、当然のようにそれだけ『記録』というものも生み出される。今回のEURO予選でも例外ではない。
今回の大会予選に参加したのは53ヶ国。前回からジブラルタルが加わったことで、過去最多の参加チーム数となっている。
イングランド代表は予選で10戦全勝。過去に予選全勝を達成したチームは5つあり、2012年大会のスペイン代表とドイツ代表、2004年大会のフランス代表に続く6チーム目となった。
また、UEFAの発表によれば、ブンデスリーガで驚異的なペースでゴールを量産するポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキは13得点で予選最多タイの得点数を記録。また、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは本大会を含めた歴代最多得点者(26得点)となり、アイルランド代表FWロビー・キーンはEURO予選歴代最多得点(23得点)となった。
イングランド代表FWウェイン・ルーニーはスイス戦でPKを決め、サー・ボビー・チャールトン氏の持つ49ゴールを抜いてイングランド代表最多ゴール記録を樹立した。
イタリア代表で主将も務める37歳のGKジャンルイジ・ブッフォンは、ブルガリア戦で代表150試合出場を達成。自身が持つ歴代最多出場記録をさらに更新した。ロシアW杯では40歳になるブッフォンだが、当の本人は史上初となる6度目のW杯出場を目指している。
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