2.オランダ、まさかの予選敗退。元主将が痛恨のOG献上…
痛恨のオウンゴールを献上したオランダ代表FWロビン・ファン・ペルシ【写真:Getty Images】
ブラジルW杯で3位に輝いたオランダ代表が、翌年のEURO予選で敗退するとは、誰がその時に予想していただろうか。近年飛躍的な進化を遂げるアイスランド、確かな実力を持つチェコやトルコなど厳しい相手と同組だったことを差し引いても、オランダの予選敗退は“失意”である。
予選突破のライバルであるこの3ヶ国との対戦で1分5敗という結果では、敗退するのも当然だ。格下のカザフスタンとラトビアからしか勝ち点3を得ることができず、直接対決はひとつもモノにすることができなかった。
第9節カザフスタン戦に勝利したことで一縷の望みを繋いだ“オランイェ”(オランダ代表の愛称)だったが、元主将の信じられないミスで自らその望みを絶つことになった。
最終節のチェコ戦で0-2のビハインドを追っていたオランダだったが、相手のクロスをFWロビン・ファン・ペルシがなぜかゴール方向にヘディング。不意を突かれたGKイェルン・ズートの横を通過したボールはネットを揺らし、オウンゴールとなった。
その後、反撃を見せたオランダは張本人のファン・ペルシのゴールを含む2点を返したものの、時すでに遅し。予選を通じて低調なパフォーマンスに終わったチームを象徴するかのシーンにより、オランダは32年ぶりのEURO予選敗退となった。