「闘莉王の解説は上手い! センスが良いね!」
――試合に目を移しますと、立ち上がりの印象はいかがですか?
「最近の試合と比べたらオープンな展開だね。イランも強いチームで、攻めてくる。シンガポールやカンボジアは勝ち点1を目指していただけ」
――イランは、これまでのアジア予選の相手とは違いますね。
「良いチーム。積極性とイマジネーションがある。このような相手と数多く戦えば日本は確実に強くなる」
――では、日本の出来はどうですか?
「前回と比べると、DFラインの位置が高いね。シリア戦はちょっと深すぎだった。ハーフウェイラインまで上がるのが理想だと思う」
――なるほど。縦に速いサッカーや高い位置からプレスをかけるにはDFラインの高さは重要ですからね。
「そうだね。ちなみに、闘莉王の解説は上手い! 言葉が必要な時だけ喋る。センスが良いね!」
――すごく評判良いですね。
「話を戻すと、DFラインが高いからゲームスピードも速いね。日本人選手は技術が高いから、このようなスピーディーな展開では活躍できると思う」
――しかし、アディショナルタイムに吉田がPKを献上…。
「集中力不足だね。彼はここ最近の代表戦で集中できていない」
――結局、PKは西川が止めたものの、リバウンドを決められてしまいました。
「惜しいね、西川。でも、これは仕方ないかな」