「DFラインが高い位置を保っている」
【日本 0-1 イラン(前半終了) 国際親善試合】
日本代表は13日、アウェイでの国際親善試合イラン戦に臨んでいる。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、8日に行われたW杯アジア2次予選から50%の選手を入れ替えると明言。その通りにDF森重真人、米倉恒貴、MF柴崎岳、FW宇佐美貴史、武藤嘉紀の5人を先発に起用した。
この選択について、イングランド人ライターのショーン・キャロル氏は「想像していた以上に主力を揃えてきた」と印象を語った。その中でも、森重と柴崎を注目選手に挙げ、「今日の“オーディション”に合格できるか」と敵地でアピールの必要性を述べた。
試合は、これまでのアジアでの戦いとは異なり、よりオープンな展開。互いに積極的に攻撃を仕掛ける姿勢を見せた。対戦相手のイランの印象について、キャロル氏は「良いチーム。積極性とイマジネーションがある」とし、「このような相手と数多く戦えば日本は強くなると思う」と語った。
そして、日本については「前回のシリア戦と比べると、DFラインが高い位置を保っている」と述べ、「ハーフウェイラインまで上がるのが理想」と、より高い位置でプレーすることを求めた。
前半は0-0で終わるかと思われたアディショナルタイム、ペナルティエリア内でDF吉田麻也がファールを犯してPKを献上。一度はGK西川周作が止めたものの、バウンドしたボールをMFメヒド・トラビに決められ0-1。1点ビハインドでハーフタイムを迎えた。
しかし、45分間の戦いについて、キャロル氏は「ゲームスピードが速い。こういう試合は見応えもある」とした上で「日本人選手は技術が高いので、このようなスピードのある展開では力を発揮できるはず」と後半のプレーに期待を寄せた。
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