ウェールズ代表のFWガレス・ベイル【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのFWガレス・ベイルは、ウェールズ代表として悲願であったEURO2016本大会の出場権を獲得し、予定より早いクラブへの帰還が噂されたが、ウェールズ代表のクリス・コールマン監督がこれを否定した。12日付け『マルカ』が報じた。
マドリーは、フランス代表FWカリム・ベンゼマとクロアチア代表MFルカ・モドリッチが代表期間中に負傷。そのため、ベイルの負傷を予防するため目標を達成したウェールズサッカー協会(FAW)にベイルのマドリー帰還を申請するのではとみられていた。
しかし、コールマン監督は「レアル・マドリーから唯一のコンタクトは、ラファエル・ベニテス監督からの祝福のメッセージだけだったよ。ベイルは全く問題ない」と噂を一蹴。さらに、「我々に対してのマドリーの振る舞いは完璧だ」と全く問題がないことを強調した。
ウェールズ代表は現地時間10日にアウェイで行われたボスニア・ヘルツェゴビナ戦に0-2で敗れたものの、その他の試合結果により本大会出場が決定。ウェールズの本戦出場は史上初であり、主要国際大会では1958年W杯スウェーデン大会以来となる。
ベイルは「ゼニツァ(試合が行われたボスニア・ヘルツェゴビナの都市)で体験したことは、チャンピオンズリーグ(CL)優勝を上回るものだ。今までの人生で最高の敗戦だった。自分にとってウェールズがどれだけ大切かみんな知っている。これは子供の頃からの夢だった」と喜びを語っている。
ベイル自身もウェールズ代表に同行し、カーディフで現地時間13日に行われるアンドラ戦で、歴史的瞬間を迎えたボスニアまで来れなかったウェールズのファンたちと喜びを分かち合うことを望んでいるようだ。
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