エメリック・ラポルト(左)とホセ・ヒメネス(右)【写真:Getty Images】
最終ラインに不安を抱えるバルセロナは、来季以降に向けて若手CBの補強を画策している。これまで下部組織からの昇格もあったが、今回は国内のライバルから引き抜きもありえるようだ。
スペイン紙『ムンド・デポルティボ』によれば、バルサはアスレティック・ビルバオのエメリック・ラポルトやアトレティコ・マドリーのホセ・ヒメネスを高く評価しており、獲得リストの上位に置いているという。
特に21歳ながらビルバオで100試合近く出場経験を積んでいるラポルトの獲得を熱望しており、契約解除に必要な違約金5000万ユーロ(約68億円)を満額支払う用意があると伝えられている。
アトレティコのヒメネスはウルグアイ代表として大舞台の経験も豊富で、同胞のディエゴ・ゴディンから学んだ守備技術など、CBに必要な要素すべてで評価が高い。バルサは攻撃を加速させられるDFとして期待しており、2400万ユーロ(約33億円)という違約金の低さも魅力的だ。だがマンチェスター・ユナイテッドと競合しているため、交渉が難航する可能性もある。
バルサの最終ラインにはジェラール・ピケという絶対的存在が君臨しているものの、ハビエル・マスチェラーノは31歳とベテランの域に入り、ジェレミー・マテューやマルク・バルトラ、トーマス・ヴェルメーレンは指揮官の信頼を勝ち取れていない。
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