残り1戦、本大会出場まであと“勝ち点1”
実験はしない。代表監督ヨアヒム・レーヴはそう考えている。ドイツ代表は、2015年10月8日と11日の欧州選手権予選で、対アイルランドと対ジョージアの2連戦に臨んでいる。
昨年9月から1年以上に渡って続いた欧州選手権の予選も、終わりを迎えようとしている。13日でグループリーグの全日程は終了し、残すは11月に行われるプレーオフのみだ。
各グループの1、2位と、1、2、4、5位に対して最も成績の良い3位が、まず予選を通過する。そしてプレーオフを勝ち抜いた4チームと、開催国フランスを併せた計24チームが来年の本大会に出場となる。
2連戦に臨むにあたって、ドイツ代表は、グループDの首位に付けていた。昨年10月の対ポーランド、対アイルランドの2連戦を1分1敗とするなど、序盤こそ不安定な戦いを見せていたが、終盤にかけて世界王者らしさを取り戻して来ていた。9月4日にポーランドを3-1で下すと、7日はスコットランドを3-2で退ける。
そして本大会の出場まで、あと“勝ち点1”というところまで来た。よほどのことがない限り、フランス行きは確定、と見て差し支えないだろう。少なくともジョージアは勝ち点を計算できる相手だ。レーヴも現状に手応えを感じている。2連戦に臨む前、公式会見で次のように述べた。
「私は確信しているよ。我々が良い成果を示すということをね。代表チームは9月の試合で再びオートマティズムを身につけた。ポーランドとスコットランドに対して、とても良くプレーした」