柴崎岳【写真:Getty Images】
日本代表は10日、イランとの親善試合に備えてテヘランで練習を行った。
13日の試合はシリア戦に出場しなかった選手にもチャンスが与えられると見られているが、中でもMF柴崎岳は「なかなか代表の試合に最近絡んでないので、自分自身のプレーというのを示したい」とアピールに燃えている。
アウェイゲームで中盤からのゲームメイクを任される重要なポジションだが、柴崎は「より攻撃的にゲームメイクしたいなというふうには思っていますし、自分の特徴としてもっともっと前に攻撃に絡む、中盤から前へのプレーを増やしていきたい」と、いつも通りの落ち着きで淡々とビジョンを述べる。
そしてヴァイッド・ハリルホジッチ監督の戦術にも言及し、縦に速いサッカーの意識が強まる中で自身に求められる役割と果たせる役割は大きいと語った。
「いつも前に行く必要はないと思いますし、しっかりと自分たちでボールを保持しながら相手の体力を奪う部分だったり、焦らしていく、自分たちのポゼッション率というのを高める時間帯があってもいい」
柴崎は監督が縦への意識を求める一方で、1つのサッカーに固執せず状況に応じてスタイルを変える必要があるのではと提起した。
さらにメンバー構成でもチームに幅を持たせられるとし、「しっかりと自覚を持って、僕だけじゃない、武藤や宇佐美、南野もそうですし、そういった世代の選手たちがどんどんどんどん今、試合に出ているレギュラー陣たちをしっかりと脅かす存在になってポジション争いできるような環境が必要」と、自らと近い若い世代の奮起を促した。
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