「ロジャース解任は正しい。だけど…」
――リバプールはブレンダン・ロジャースを解任した。彼は何かを残したのだろうか?
彼を解任したのは正しい判断だと僕は思う。だけど、シーズンの初めにそれをするべきだった。彼に報酬を払って7試合後に解任することに、僕は理解を示せない。選手たちに2億ポンド以上も費やして、自分自身と選手たちに改善が見られないのであれば、それは都合が悪いはずだ。
監督としての資質にも疑問を持たなければならない。そうしないのであれば、その人自身、クラブは何かがおかしいということになるだろう。5、6年間も選手たちに2億ポンド費やして何の結果も出せないということでは、リバプールに残ることは不可能だ。
――クリスタル・パレスは今季素晴らしい躍進を見せている。彼らについてはどう見ている?
クリスタル・パレスは素晴らしい。アラン・パーデューは素晴らしい仕事をしたね。彼は数人良い選手を持っている。彼らはチェルシーとは対極のメンバーだ。彼らはまるでお互いのために戦っていて、一緒にフットボールをプレーしている親友同士のようだ。
彼らは素晴らしいチームで、何人か素晴らしく技術に長けた個性的な選手がいる。ザハとボラシエは今シーズン良いスタートを切った。ヨアン・キャバイェは国際試合の経験もあり、世界の舞台でプレーした質の高い選手の一人だ。彼らは非常に良いチームに仕上がっている。
ヨーロッパの舞台にまでたどり着けるかは僕には分からないが、リーグでトップ10には入ると思う。それは一つの達成であり、来年また一歩ずつ実績を残していくことが彼らはできるだろう。
今現在は、彼らは正しい道を進んでいる。勝つことが困難なチームにも勝っているしね。地元のスタジアムのファンは威圧的だけれど、チームは結果を出している。
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