「モウリーニョの言動はクラブにとって最悪」
――チェルシーは勝てない日々が続いている。降格圏内に近いが、どうしてだろう?
僕は嬉しいよ(笑)。皆がチェルシーについて言っていることは正しい。たくさんの選手が様々な大会でプレーして、疲労している。アザールのようにね。彼らが戻ってからというもの、以前と同じコンディションではないようだ。
選手たちは不平ばかりで、満足していない。モウリーニョはあの女性ドクターの判断に関しては彼自身が問題の原因となったにも関わらず、言い訳をしてレフリーを非難した。クラブにとっては最悪だ。そうした、悪いネガティブな雰囲気はピッチと結果に反映される。
――チームは監督の仕事について厳しすぎないか? モウリーニョが今年できていないことは何だろう?
チェルシーが活躍しているチームと考えるならば、彼らには個性があるからだ。しかし、今現在彼らにはそれが欠けている。今彼らにある唯一の個性はジョン・テリーであり、彼も選手人生の終わりにきている。
個々として技能があるコスタ、アザールという選手がいるが、テリーのような人材を欠いている。以前はカルヴァーリョ、マケレレそしてランパードのような選手がいた。チームはその個性を、何よりもアイデンティティを失くした。彼らは基本に立ち戻って結果を生み出し、再び一丸となって戦うことから始める必要がある。
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