ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の就任以降、ホームでの親善試合3試合では全勝【写真:Getty Images】
日本代表は9日、イランとの親善試合を行うテヘランへ移動。13日の試合へ向けた合宿をスタートさせた。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の就任以降、ホームでの親善試合3試合では全勝を飾ったものの、2018年ロシアW杯アジア2次予選の初戦となるシンガポール戦では圧倒的に攻め込みながら0-0の引き分け。
さらに、国内組のみで臨んだ東アジア杯では2分け1敗と厳しい結果となったことから、選手や指揮官も危機感を募らせていた。
その中で迎えたアウェイのシリア戦。ハリルホジッチ監督は、2次予選で最も厳しい一戦となることを示唆していたが、結果は3-0の快勝。グループ首位を奪取した。
好スタートを切ったチームは、一度停滞期を迎えながら、ここにきて再びギアを上げることができたといえる。実際、テヘランでの合宿初日にランニングを行う選手からは笑顔も見えるなどチームの雰囲気は明るい。
それでも、指揮官が「このチームには野心がある。より向上したい」と語るように、世界での戦いへ向けてさらなる成長は不可欠。それだけに、20分におよぶ全員参加でのミーティングではハリルホジッチ監督が身振り手振りで熱弁をふるった。
次戦の相手イランはFIFAランクでアジアトップとなる39位に位置する難敵。さらにアウェイということもあって、難しい一戦となることが予想されるが、チームの成長にはとっては貴重な機会となる。
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