Jリーグは気温とプレーに関するデータを公開した【写真:Getty Images】
Jリーグは8日、気温とプレーに関するデータをオフィシャルサイトで公開した。
データでは、「試合数」、「走行距離数」、「スプリント回数」、「パス成功率」、「シュート数」、「得点」がそれぞれ6つの気温毎に分類されている。(※データはいずれもJ1の1試合あたりの数字)
興味深いのはパス成功率だ。最も高いのは「21~23度」の77%で、「28度以上」の76.8%、「24~27度」の76.1%となっている。「18~20度」では73.6%に下がることを見ると、『気温が高い試合はパスがよく回る』ということがわかる。
また、「走行距離」と「スプリント回数」ではイメージ通りの結果となっている。最も走行距離が長いのは、「15~17度」で114.1km。次が同率で「15度未満」と「18~20度」の114.0kmとなった。スプリント回数の最多は「15~17度」の166.7回で、これに「18~20度」の162.4回、「15度未満」の161.7回が続く。
どちらも「21~23度」からは数字が著しく低下することから、やはり『寒いとよく走り、暑いと走れなくなる』というイメージはデータでも立証された。
一方、「シュート数」のトップは「21~23度」の11.7回で次が「18~20度」の11.3回、「得点」のトップは「18~20度」の1.56点で次が「21~23度」の1.55点である。このことから、『暑過ぎず、寒過ぎず』という気温が最もシュートと得点が多いことになる。
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