次戦はイラン戦。アジア最高レベルとの対戦へ
ハリルホジッチ監督に前半45分間、怒鳴られ続けた山口も「圭佑君のPKが決まった時間帯から全員の距離感が近くなって、細かいパスが回せるようになったけど、後半の終わりはまたクリアが小さかったりして最後に押し込まれるシーンが続いた。そこをしっかり試合を終わらせることはこれからもやっていかなければいけない」と戦い方にバリエーションを持たせることの重要性をしみじみと語っていた。
このゲームは結果的に3-0で勝つことができ、日本は2次予選E組を3勝1分の勝ち点10でシリアをかわしてトップに立つことができた。とりあえず2次予選敗退危機からは逃れたと言えるが、彼らの目指すべきところはもっともっと上のレベル。
「最終予選になったらもっと厳しい戦いになるし、後半の最後の何本か危ないプレーもあった。点を取られると相当厳しい展開になる。最終予選のことも考えて、修正するところは修正しないといけない」と長友も警鐘を慣らした。
13日の次戦・イラン戦(テヘラン)は、相手の出方を見ながらの戦い方の変化という重要テーマにチャレンジするいい機会。アジア最高レベルの相手を日本は内容・結果ともに凌駕できるのか。指揮官と選手たちには確固たる進化を示してほしい。
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