長友佑都【写真:Getty Images】
8日に行われるシリア代表との試合に向け、日本代表は7日、オマーン・マスカットにあるシーブスタジアムで前日練習を行った。練習は冒頭15分で非公開となり、終了後にミックスゾーンでの取材対応となったが、そこで思わぬ事態が起きた。
なんと一部のオマーンメディアがハリルジャパンの選手たちと記念撮影を始めたのだ。まず標的となったのは、香川真司。バスに乗り込もうとするところを捕まえて肩を組み、にっこりとポーズを決めて同僚カメラマンに数枚撮らせると、自分のスマートフォンを取り出しセルフィーまで行った。
そもそもそこは選手たちにコメントを聞くための場所で記念撮影などもってのほか。その“餌食”となった岡崎慎司、長友佑都らも戸惑いながらプロらしく嫌な顔せず応じていたが、許される行為ではない。日本サッカー協会(JFA)関係者は必至に止めるよう注意していたものの、反省する素振りはまったくなかった。
ルール無視の“犯人”は「オマーンデイリー」という新聞社の二人組。彼ら曰く「ドルトムントやインテルでプレーする有名選手には滅多に会えない。レスターはビッグクラブではないが、プレミアリーグのクラブだ。嬉しかったよ」とのこと。
一番好きな選手は? との質問には「やっぱり本田だね」と回答。憧れの選手たちを目の当たりにして目を輝かせた彼らには、記念撮影禁止のことを伝えてもよく分かっていない様子だった。
「明日も楽しみだ」と彼らは語るが、試合後の疲労度は練習の比ではない。場外からの“攻撃”に予期せぬ疲労が蓄積しないか心配だ。
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