本田圭佑【写真:Getty Images】
ロシアW杯2次予選のシリア戦を控えた日本代表は6日、オマーンのマスカットで練習を行った。
南野拓実とともにこの日からチームに合流した本田圭佑は、先週末のミラン対ナポリの試合後にクラブ批判ともとれる発言があり、現地イタリアのメディアを騒がせている。
本田はそれらについて取材陣の前で口を開き、「サッカーやってきてね、下手なりにも本気でトップを目指している身の人間として、行動を起こす時には、ただ行動を起こすことはないですから」と所属クラブに対して厳しい発言をするに至った理由を説明した。
そして「目指すところの逆算で行動をとってきているわけですから、それに相応しくない行動っていうのは逆に言えば取りたくないというのが自分のフィロソフィーですから。自分の正義を貫くことが今後の自分にとっても、自分自身であり続けるためにも必要なことだと思います」と述べ、これまで通りの姿勢を貫くことが自身にとっても重要という考えを示した。
それ以上は本人の口から真意が語られることはなかったが、これまでの発言が嘘偽りない本心であることを改めて証明することとなった。本田が誰も触れようとしなかった“聖域”を突いたことで、ミランの状況に何らかの変化は表れるだろうか。
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