不適切発言でFAから処分を受けることになったジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】
イングランドサッカー協会(FA)が5日、チェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が不適切発言をした問題で、同監督に対して処分を下すことを発表した。
サウサンプトン戦では、1-1で迎えた57分にチェルシーのラダメル・ファルカオがペナルティエリア内で倒されたシーンがある。しかし、PKを与えられることはなく、シミュレーションの判定でファルカオにイエローカードが提示されていた。
英紙『デイリー・ミラー』によると、モウリーニョ監督はサウサンプトン戦の試合後のインタビューで「審判はチェルシーに対して有利な判定を下すことを恐れている。それを明確にする必要があるだろう」と語り、審判に対する不満を爆発させていた。
そして、長々と審判に対する批判を続けた後に「FAが私を罰したいなら罰せばいい。私にとっては問題ではないがね」とコメントし、FAに対しても言及していた。
処分を発表したFAは、8日までチェルシー側の異議申し立てを許可している。プレミアリーグ第8節が終了した時点で、チェルシーは2勝2分4敗の16位につけているが、クラブは改めてモウリーニョ監督を信頼する主旨の声明文を発表している。続投が決定したモウリーニョ監督だが、完全復活までの道のりはまだ遠そうだ。
【了】