ユルゲン・クロップ氏【写真:Getty Images】
今月4日にブレンダン・ロジャース監督を解任したリバプールは、代表ウィーク中にも新たな指揮官を連れてくることを目指しているようだ。
5日付の地元紙『リバプール・エコー』は、リバプールが今週末にもユルゲン・クロップ氏を3年契約で招聘することを目論んでいると報じている。
後任候補にはかつてチェルシーでも指揮を執っていたカルロ・アンチェロッティ氏の名前も挙がっていたが、リバプールはクロップ氏に一本化を図ったのかもしれない。
クロップ氏は2008年7月にドルトムントの監督に就任すると、前シーズンの13位から6位へと押し上げ、2010/11、2011/12シーズンにはブンデスリーガ2連覇を達成。2011/12シーズンにはDFBポカール優勝、2012/13シーズンにはチャンピオンズリーグ決勝へと導くなど、クラブの黄金期を築き上げている。
しかし、昨季はリーグ前半戦でまさかの残留争いを強いられたことでシーズン限りでの退任を発表。今季はフリーの身となっていた。
先月にはメキシコ代表がクロップ氏招聘を試みたが断られており、夏にはゼニト行きも噂されるなど、引く手は数多だ。
同紙は、クロップ氏がリバプールの監督に就任した場合、ドルトムント時代の右腕であるゼリコ・バブッチ氏とペーター・クラヴィエツ氏を引き連れて入閣するとみている。
なお、その場合はロジャース氏の側近であるショーン・オドリスコール、ガリー・マカリスター両コーチもリバプールを追われることとなりそうだ。
クロップ氏招聘が今週中にも実現できた場合、代表ウィーク明けの17日にアウェイで行われるプレミアリーグ第9節トッテナム戦で指揮を執ることとなる。
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