大一番バイエルン戦で5失点大敗
今季ドイツ・ブンデスリーガのタイトルの行方を大きく左右すると言われた4日のバイエルン・ミュンヘン対ボルシア・ドルトムントの上位対決。拮抗した勝負が予想されたが、ふたを開けてみるとバイエルンが5-1の圧勝。トップ下で先発出場した香川真司は見せ場を作れないまま後半8分に交代を余儀なくされた。
彼は今季リーグ戦で全8試合先発しているが、こんなに早く下げられたのは初めてだ。加えて9月23日のホッフェンハイム戦、27日のダルムシュタット戦も引き分けと最近3試合勝ちがない。
「ブンデスのここ3試合はチームとして勝ち切れていないですし、僕個人としても結果もプレー内容も納得いっていない」と香川本人も不完全燃焼感を抱えた状態で5日朝、2018年ロシアW杯アジア2次予選E組の天王山・シリア戦(8日)の地・マスカットに入った。
日本代表は同日17時半から、2012年11月にブラジルW杯アジア最終予選・オマーン戦に勝利したスルタン・カブース・スポーツコンプレックスのサブグランドで現地初練習を実施。気温33度・湿度63%の厳しい気象条件の中、約1時間半に渡ってランニングやウォーミングアップ、2組に分かれてのボール回し、体幹強化など軽いメニューを消化した。
この日は本田圭佑(ミラン)と南野拓実(ザルツブルク)の合流が遅れ、21人での練習だったが、香川はかつてユース代表や2011年アジアカップ(カタール)で時間を共有した柏木陽介(浦和)と一緒にグランド入りし、同じセレッソ大阪出身の清武弘嗣(ハノーファー)、山口蛍(C大阪)と談笑しながら20分超のランニングを消化。
前日の大敗のショックは一切、感じさせず、気持ちを切り替えて代表に集中している様子だった。