プレミアリーグ第8節が3日に行われ、チェルシーはサウサンプトンに3-1で敗れて今季4敗目を喫した。
開幕から調子が上がらない昨季王者だが、指揮官は全く心配していないようだ。試合後のコメントを英紙『ガーディアン』などが報じている。
「私は逃げない。辞任などするわけがない。ありえない。もしクラブが解任するというなら、そうすればいい。私は責任から逃げることはないからね。なぜか?チェルシーには私より優れた監督が見つけられないからだ。世界中の多くの監督が私を追随しているが、優れているわけではない。良くはないんだ。つまり私は逃げられないということだよ」
自信満々に辞任を否定したジョゼ・モウリーニョ監督は、自らの実力がチェルシーにふさわしいものだと信じて疑わない。
「私にはプロとしてのプライドがあり、非常にいい仕事をしていると思っている。そしてこのクラブを本当に愛している。私にとって最高の仕事だし、ここに残りたい。いや、残るんだ」
そう語るモウリーニョ監督は、オーナーや経営陣から追い出されるまで退任はしないと再度強調し、現在16位でも年明けにはトップ4に入っているはずだとチームを分析する。それでも解任される可能性自体は否定しなかった。
「何かが変わるサインはないが、このクラブの歴史を見れば、結果が良くないときは常に監督を変えてきた。強い力にはオーナーや経営陣によっていつも終わりがくる」
モウリーニョでさえもチェルシーで一度解任を経験している。現行契約が残されているとはいえ、低迷するチームを変えるのに最も簡単な方法が監督交代であることも十分理解しているだろう。
もちろん最近のチェルシーの不調は監督のせいだけではないが、今後の戦績しだいでは早い段階での解任も否定はできない。
そんな中でいかに結果を出し、強気の姿勢を形に変えるのか。”3年目”のモウリーニョは指導者としての正念場を迎えている。
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