シュテファン・リヒトシュタイナー【写真:Getty Images】
ユベントスは2日、DFシュテファン・リヒトシュタイナーが心臓の手術を受けて30日間離脱すると発表した。
同選手は先月23日のフロジノーネ戦に先発出場したものの、ハーフタイムでジョルジョ・キエッリーニと交代していた。この時すでに呼吸困難を訴えていたという。
その後検査を受けたリヒトシュタイナーの心臓は不整脈を起こしていることが判明し、今後のキャリアのために手術を受けることを決断し、2日に行われた。
クラブは離脱期間を約1ヶ月と発表しているが、違った見解を持つ医師もいるようだ。伊紙『コリエレ・デッロ・スポルト』は心臓専門医へのコメントを掲載し、ユベントスの発表を疑問視している。
インタビューを受けたブルーノ・カウ医師は「選手がピッチに戻るまでには6ヶ月が必要だ」と主張し、「手術と不整脈の消失を評価する必要がある」と警告する。
リヒトシュタイナーの執刀医は一流だと強調したが、「8%の確率で手術が失敗し、別の手術が必要になることもある」と慎重な対応の必要性を説く。
その一方で「彼のキャリアは絶対に終わらない。若者の心臓は健康で、少しの忍耐が必要になるがプレーに復帰するだろう」とユベントスの右サイドで輝くスイス代表DFの戦列復帰を確信している。
思わぬ形で心臓の手術という大きな決断を強いられたリヒトシュタイナーだが、完治までには慎重に様子を見ねばならない。ユベントスはこの専門医の見解を聞き入れるだろうか。
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