西川周作【写真:Getty Images】
明治安田生命J1リーグ2ndステージ第13節が3日に行われ、浦和レッズはサガン鳥栖と1-1で引き分けた。
先制しながら追いつかれ、更に逆転のピンチもあった浦和だが、守護神GK西川周作のビッグセーブがチームを救った。
76分、ボールが槙野智章の頭上を越え、早坂良太が抜け出す。一対一となったこの局面で西川は「先に動かないことだけ」を考え、「あとは気持ちで当たれと」念じたという。
これが決まっていれば浦和は敗れたかもしれない。その意味で西川のこのセーブがチームに勝ち点1をもたらしたとも言える。
興梠慎三は「今日みたいな試合で負けなかったことは去年、一昨年と違って良かったかなと思う」と話し、こう続ける。
「でも、それは周作が止めてくれているだけ」
また柏木陽介も「周ちゃんが止めてくれなかったらというシーンもあった」と、件の場面で西川が失点を防いだことに言及した。
浦和の連勝は3でストップ。それでも西川は「負けなかったのは大事ですし、残り試合、ここからまた連勝できるようにやっていきたい」と抱負を述べた。この日の守護神の活躍を、次節以降の勝利へと繋げたいところだ。
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