ジャンルイジ・ブッフォン【写真:Getty Images】
今年度のFIFAバロンドール候補者59名が2日に明らかになった。チャンピオンズリーグ(CL)王者バルセロナに始まり、アジアカップで活躍したQPRのマッシモ・ルオンゴなどもリストアップされた一方、セリエA4連覇やCL準優勝に大きく貢献したジャンルイジ・ブッフォンが外されたことが議論を呼んでいる。
イタリア各紙はFIFAのゼップ・ブラッター会長を「恥さらし」とこきおろした他、世界中から非難が集まっている現状にブッフォン本人も自らのフェイスブックで心境を口にしている。
「今朝、つもと同じように携帯電話を見てサポートと連帯のメッセージに圧倒された」と、自分がバロンドール候補から外れたことに対して異論を唱える声が予想以上に大きく驚いた様子のブッフォン。
だがこの日までにバロンドール候補が発表されると知らなかったようで、「僕はこれまでも楽天家で、怒っていたり苛立っていたり、諦めていたりというような気持ちはないんだ。リストから外されたことや、報道、それに対する反応に感謝している」と、特別な感情がないと明かしている。
それでも「正直に言えば昨季のGKでトップ5に入ってもいいんじゃないかな」と少しの本音をのぞかせた。
大ベテランの域に入っても変わらぬハイパフォーマンスでユベントスのゴールマウスに鍵をかける守護神は、周囲の雑音に惑わされることなく今季もチームを勝利に導いて来年のバロンドール候補入りを目指す。
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