ベトナム・Vリーグのホアン・アイン・ザライ（HAGL）のドアン・グエン・ドゥック会長が、“ベトナムのメッシ”とも称されるベトナム代表FWグエン・コン・フオンのJ2水戸ホーリーホック移籍容認の理由を明かした。

　同会長は、「水戸への1年間のレンタル移籍を許したのは、HAGLとグエン・コン・フオンに対する水戸の好意的な態度と強い関心を感じたためだ。彼らは、グエン・コン・フオンの獲得を心から望んでいる。

　獲得交渉のために、何度もプレイク（ホアン・アイン・ザライのホームタウン）まで代表者が直接足を運んでいるほどだ。代理人やメールで連絡してくる他のクラブとは、熱意が異なる」と述べた。

　さらに、「今回のレンタル移籍は、水戸とHAGLの協力関係の第一歩に過ぎない。今後はクラブ間で選手や指導者の交流のみならず、親善試合を行うことも考えている」と続けた。

　ただし、HAGLは「水戸がJ3に降格した場合、今回の移籍話を一旦白紙に戻す」ともしており、水戸の残り8節の結果次第では、今後も二転三転しそうだ。なお、水戸はJ2第34節を終えた時点で22位中20位となっている。

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