シティは辛勝も敗戦の可能性もあったボルシアMG戦
シティでは、ペジェグリーニが「攻守のバランス」を口にするようになっているが、肝心のチームはアウェイでのボルシア・メンヘングラドバッハ戦(2-1)でも自陣内のスペースが気になった。
左SBのアレクサンダル・コラロフが簡単に吊り出され、CBのマルティンン・デミチェリスは距離を詰められず、注視しているべきラース・シュティンドルに楽々と先制ゴールを決められている。PKストップを含むジョー・ハートのビッグセーブ3本がなければ、格下を相手に致命的な敗戦を喫しているところだった。
結果的にはユナイテッドとチェルシーと同じ1勝1敗だが、グループの手強さを考えれば両軍よりも決勝トーナメント進出の現実味は薄い。
続いてはセビージャとの2連戦。守備の要バンサン・コンパニが怪我から復帰するとしても、ヨーロッパリーグ2連覇中の「欧州戦巧者」を相手に警戒心を疎かにしてはならない。
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