低迷するアーセナルの現状に怒ったファンが、署名活動サイト『change.org』を通じて、チームを率いるアーセン・ヴェンゲル監督の解任運動を始めたようだ。
アーセナルは9月29日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のオリンピアコス戦で2-3で敗戦。第1戦のディナモ・ザグレブ戦にも1-2にも敗れており、未勝利のままグループ最下位に沈んでいた。
プレミアリーグでは第7節が終了した時点で4勝1分2敗の4位とまずまずの成績を残しているが、夏の補強で上手くいかなかったことも合わさってアーセナルファンは鬱憤が溜まっている。そしてついに、ヴェンゲル監督解任に向けた運動を開始した。
文書には、アーセナルの不振を嘆くと共にヴェンゲル監督に対する怒りをあらわにしたメッセージが世界中から投稿されている。
「ヴェンゲルはアーセナルに多くをもたらしてくれたけど、もう替え時だ。これ以上は何も期待できない」(イギリス)
「新監督には(ユルゲン・)クロップを!」(サウジアラビア)
「彼は僕たちに素晴らしい時間を与えてくれた。だけどもう限界だよ…」(インド)
「俺たちのチームを壊したから嫌いだ!」(ヨルダン)
署名の声明文の最後には、「アーセナルは今、完全に混乱している。その責任はアーセン・ヴェンゲル監督にある!」と締めくくり、署名活動に賛同する人々を募っている。
ヴェンゲル監督は1996年から2015年までチームを率いており、約20年間の長期政権を築いてきた。しかし、ここ11年間もリーグタイトルから遠ざかっていることもあり、アーセナルファンの怒りは限界に達しているのかもしれない。
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