フンメルス、ソクラティス、香川、ギュンドアン、オーバメヤンが欠場
PAOKサロニキについて、『キッカー』特別号は「刷新と若返り」と記した。今季から、元クロアチア代表のイゴール・トゥドルが指揮を取る。98年のフランスW杯、06年のドイツW杯では日本代表の前に立ち塞がったトゥドルを迎え、今夏は主に27歳以下の選手と契約した。新監督を迎えて変革の時期にあるという点では、BVBと似ているかもしれない。
ギリシャ・スーパーリーグでは、9月に入って3連勝を飾っている。現在は3位に付け、好調を維持している。ベンチには、レバークーゼンでCL準優勝を経験し、マンチェスター・ユナイテッドやモナコを転戦したディミトール・ベルバトフが控える。
冊子『トランスファーマルクト2015/16』によれば、ドルトムントとサロニキの市場価値の差は、2億8750万ユーロ(約385億円):3270万ユーロ(約43億7500万円)であるが、少なくとも簡単な相手ではない。
ドルトムントは30日の午後、5人の選手がテッサロニキ行きトルコ航空TK3316便に同乗しないことを発表した。「リカバリー・タイム」が与えられることを名目に、フンメルス、ソクラティス、香川、ギュンドアン、オーバメヤンは、サロニキ戦に帯同しない。5人のキー・プレイヤーを欠いて、サロニキ戦に臨む。
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