チェルシーに勝利して喜びを爆発させるイケル・カシージャス【写真:Getty Images】
今夏レアル・マドリーからポルトへ移籍したGKイケル・カシージャスは、かつて確執が噂されたジョゼ・モウリーニョ監督率いるチェルシーとの一戦に勝利して喜びを爆発させた。
現地時間29日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節のチェルシー戦に先発出場したカシージャスは、チームの2-1での勝利に貢献するだけでなく、これまでのCL歴代最多出場記録を塗り替えて歴史に名を刻んでいる。
しかし、話題になったのはモウリーニョ監督との対戦ばかりだった。スペイン紙『アス』に対しカシージャスは「僕はモウリーニョに挨拶をしたし、紳士として手を差し出した」と過去の出来事を気に留めていないと強調する。
それでも勝利した後の派手なガッツポーズはただの一勝にとどまらない価値を持った試合だったことを示すに十分だった。カシージャスは「長い時間が経った」とし、「僕はモウリーニョに勝って喜んだのではない。チームの勝利を喜んだんだ」と主張したが、かつての上司打倒はベテラン守護神の心を大きく揺らしたことだろう。
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