レアル・マドリーのルカ・モドリッチ【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのクロアチア代表MFルカ・モドリッチは、ディナモ・ザグレブのズドラフコ・マミッチ会長の脱税・汚職事件に関してクロアチア検察から取り調べを受け、マミッチ会長の不正を認めた。クロアチアメディア『ユタルニ・リスト』が報じている。
同紙によると、モドリッチはイングランド・トッテナムへの移籍の際にマミッチ会長が700万ユーロ(約9億4000万円)を不正に受け取っていたことを検察からの取り調べで認めた。
クロアチア検察は、マミッチ会長がトッテナムとの通常の契約の他に移籍金の半分を不正に得るための”裏”契約があったとみている。その”裏”契約では、トッテナムからディナモ・ザグレブへ支払われる移籍金の半分をモドリッチ個人に振り込ませる事になっており、さらにモドリッチにはそのお金を破棄するための”裏”契約にサインさせていた。
「言われた通りに行動したんだ。現金を引き出し、それを彼に渡した」と、モドリッチはトッテナムから受け取ったお金をマミッチ会長やその家族に渡した事実を認めた。
モドリッチは「新しいチームに移籍し、世界最高のリーグでプレーするという事でとても幸せだった。さらにマミッチ氏を完全に信頼していた」と証言。マミッチ会長から渡された書類に目を通さずサインをしたことも認めた。
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