アウェイで全勝のウェスト・ハム【写真:Getty Images】
一般的に、サッカーの試合では「ホームチームが有利」とよく言われるが、今季のプレミアリーグに限ってはその定説は当てはまらないようだ。
大手データサイト『opta』は28日、今季のプレミアリーグのホームチームとアウェイチームの勝利数を算出。第7節途中時点でアウェイチームが25勝となり、ホームチームの24勝を上回っている。
25 – There have been more away wins (25) than home wins (24) in the 2015-16 Premier League so far. Invasion.
— OptaJoe (@OptaJoe) September 28, 2015
同日に行われたウェスト・ブロムウィッチ対エバートンの一戦は、アウェイのエバートンが3-2で勝利したため、アウェイチームの勝利数が「26」になったことになる。
昨季の第7節までの数字を見てみると、ホームチームは27勝、アウェイチームは20勝、引き分けは20試合となっており、ホームチームが勝ち越している。
その要因のひとつは、中堅クラブの躍進にあるかもしれない。昨季15位のウェスト・ハムは、アーセナル、マンチェスター・シティ、リバプールとのアウェイ戦で全勝。クリスタル・パレスはアウェイで4試合3勝1敗、エバートンは4試合2勝2分と奮闘している。
一方、昨季はホームで15勝4分無敗だったチェルシーはここまで1勝1分1敗と苦戦しており、アーセナルも同じく1勝1分1敗と、ビッグクラブがホームで結果を出し切れていないことも要因のひとつだ。
今季のプレミアリーグは、アウェイチームの活躍に期待して観てみるのも面白いかもしれない。
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