モウリーニョがもたらす2重のモチベーション
ボルフスブルクに移籍する前、チェルシーでデ・ブルイネは、モウリーニョからほとんどチャンスを与えられなかった。そこで『キッカー』誌は、今回の再挑戦には二重の意味があるとする。
1つ目は、モウリーニョとその仲間たちに、イングランドでも戦えることを証明するということ。2つ目は、リーグ優勝のタイトルを掴むこと。つまり昨季プレミアリーグを制覇したモウリーニョから、王者の座を横取りすることだ。
モウリーニョがもたらす2重のモチベーションが、デ・ブルイネを闘いへと駆り立てているのだという。
絶不調のボルシアMGは19日のケルン戦で敗れると、前指揮官ルシアン・ファブレが電撃辞任した。U-23を率いていたアンドレ・シューベルトが新たに監督に就任し、ラファエルとシュティンドルの2トップという若干の布陣変更を行う。するとリーグ戦で2連勝を飾る。昨季3位の勢いを少しずつ取り戻す。
ドイツ代表ヘアマンは「2つの勝利で僕らの自信が戻ってきた」と言う。曲者揃いのボルシアMGを相手に、デ・ブルイネは存在を証明できるか。
29日の火曜日には、バイエルンがホームにザグレブを迎え、レバークーゼンが敵地でバルセロナと対戦する。
しかしCLのグループリーグ第2節で注目を集めるのは、「ブンデスリーガ対マンチェスター」と言えそうだ。そして今夏ドイツからイングランドに渡った2人の挑戦者の輝きの行方が、勝負の分かれ目となるのかもしれない。
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