イングランド“再挑戦”のデ・ブルイネ
指揮官ルイス・ファン・ハールの「彼は世界王者だ。しかしそのことをまた証明しなければならない」というコメントは、31歳の新人のイングランド“初挑戦”をそのまま表していると言えるだろう。
シュバインシュタイガーも「全てが新しい。本当に楽しいよ」と話している。30を過ぎて始めた、これまでの肩書きがリセットされる異国の地でのチャレンジを楽しんでいるようだ。
ドイツ代表で顔を揃えるボルフスブルクのシュールレは「彼との再会はいつでも素晴らしいものだ。だがピッチ上では僕たちは敵同士だ」と話す。CLの舞台での対戦を楽しみにしているようである。
ユナイテッドに対しては「僕らはほんの少しアウトサイダーだ」と、挑戦者としての姿勢を示している。アロフスSDは「マンチェスターには既にプレッシャーが掛かっている」と言う。
ユナイテッドは初戦でオランダのPSVに1-2で敗れた。「そのことに乗じてプレーしなければならない」とアロフスSDは意気込む。
そのボルフスブルクから、今夏マンチェスター・シティに移籍したケビン・デ・ブルイネにとっては、イングランド“再挑戦”ということになる。『キッカー』誌は「モウリーニョはデ・ブルイネを二重に掻き立てる」と記した。
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